破傷風

この病原菌は土中にあるもので、ちょっとした擦り傷になどにより侵入したりします。
発症する前なら破傷風ワクチンによる予防もできるので、そう恐れる病気では無いが、発症後は致死率が非常に高いので免疫グロブリンの投与により毒素を中和する迅速な治療が必要となる。

症状
最初食道に痙攣を起こし、食物が通らなくなりますが、病気が進むにつれて顔にも痙攣を起こし微笑しているような表情となります。
痙攣は顔から、背筋に及び硬直して弓形となり、寝てる時には頭と臀部を持って全身を支えるような格好となり、更に病気が進むと、喉頭筋、横隔膜の痙攣を起こします。
この発作は病気の進むにつれて頻繁となり、ちょっと体に触れるとか体を動かすとか、周囲の音響などによっても、直ちに起こすようになります。

葱(ねぎ)
葱の白根と茄子を煎じてそれを患部に温湿布すると良い。
葱(ねぎ)茄子(なす)

カサモチ
藁本(こうほん)とも言われる。現在はレッドデータブックに記載されてる絶滅危惧種。
根を乾かしたものを濃く煎じ出したもを塗ると良い。
カサモチ

投稿者 DASUTO : 23:00 | コメント (0)

丹毒

この病は咽喉内の傷、皮膚の傷(あかぎれ、凍傷、ひび、火傷など)或いは粘膜の傷口等より黴菌が進入して起こるもので、切り傷のような出血の多い傷から黴菌が入る事は稀であり、大抵すり傷等から感染します。

罹り始めは突然寒気やふるえが起こり、四十度前後の高熱を発し、続いて頭痛、倦怠、食欲減退、嘔吐、痙攣などを起こします。
これらの症状が出た時は必ず、皮膚のどこかに炎症を起こしているのですが、大抵の場合はこれに気づかないので、肺炎か感冒などと誤診し手遅れに至る事もありますので、このような症状が出た場合は速やかに医師の診断を受ける事が肝要です。
丹毒に限らず、感染症を防ぐためには擦り傷などが出来た場合はすぐに洗浄し適切な処置をする事が肝要です。

大根の葉(だいこんのは)
応急処置として大根の葉をすり潰したものを厚く病患部に貼り、三時間ごとに取り替えます。
炎症による熱を取るのに効果があります。
大根の葉(だいこんのは)

べんけい草(べんけいそう)
これの種子をとり、陰干しにしておき、使用するときに一つまみを三合の水に入れ、二合に煎じて一日三回服用します。
ただし、これを服用するだけでは充分な効果が得られませんので、病患部に大根の葉をすり潰して塗布します。
べんけい草(べんけいそう)

沢蟹(さわがに)
丹毒の手当ては急を要します。この沢蟹は植物療法以外ですが特に効果があるものなので記しておきます。
医師の手当てを受けるまでの応急手当として沢蟹を細かくすり潰して塗布すると効果があります。
沢蟹(さわがに)

水蘚(みずごけ)
丹毒には種々の水蘚、水藻が効きます。沼、古井戸などに浮いてる青い水藻も良く、また小川の石に付いてるものなどでも良いです。
これらは炎症を除くのに非常に効き目のあるもので古来より常用されています。
使用法は生のまますり鉢に入れてドロドロになるまで擂りこれを厚めに病患部に塗り未使用のきれいな紙などを貼っておきます。
急ぐ時は水中から採ったままを布袋に入れて病患部に当てても良く、乾いたたら取り替えてるのを何度もやると良い。
水蘚(みずごけ)

浮き草(うきくさ)
餅のようについて病患部に塗れば効能があります。
浮き草(うきくさ)

投稿者 DASUTO : 22:19 | コメント (0)

マラリア

この病気はハマダラ蚊という蚊に刺された時にその所持するマラリア原虫によって起こるものであり、マラリア地方に最も多く発症した事を名前の由来とする。
激しい震え、寒気があって、急に高熱を発し、五、六時間を経ると汗が出て熱が下がります。
初期症状は風邪ににも似ている。
このような症状は大抵一日おきに一回ずつですが、時として毎日あったり二日おきにあったりします。
これはマラリアの種類によっても違ってきます。(三日熱、四日熱、熱帯熱マラリアがある)
熱がある際は食欲が無く、嘔吐、手足の疼痛等を伴う事がありますが、熱が下がった時は平常と変わらずに何の症状も表れません。

マラリアは日本では土着マラリアが絶滅している為、感染する事は無いが、海外渡航者の発症例は毎年100例ほど確認されている。
それと疑ってかからないとマラリアと気づかない事もあり、潜在的な発症例は不明。
医師による治療が迅速に行われる事が肝要となる為、薬草による治療は補助的なものでしかない。

常山(くさぎ)
常山四匁と黒豆一合とを共に煮て常山を捨て黒豆と汁とを食べると良い。
また、葉を茹でて水につけてから醤油をかけて食べるのも良い。
常山(くさぎ)

オオバコ
茎をちょっと色の出るまで煎じて日に三回飲むと良い。
オオバコ

紫陽花(あじさい)
乾燥させた葉を煎じて一夜露に打たせて翌日飲むと良い。
紫陽花(あじさい)

益母草(やくもそう)
陰干しにした葉二匁を水三合、酒五勺に混じ、これを二合に煎じ詰め日に三回用いると良い。
葉は二回煎じる事が出来るので、二日分として使える。
益母草(やくもそう)

投稿者 DASUTO : 22:27 | コメント (0)

猩紅熱(しょうこうねつ)

八、九歳頃までの子供に多い伝染病で、時期は秋から冬に渡って多い。
初めは風邪と思っているうちに、高熱が出て頭痛、嘔吐を伴い、舌を見るといちごのような色になっていて、そうこうしているうちに、顔、頚部、腹、足というような順番で舌のような色が広がっていきます。
そして、咽喉も赤く腫れるので食物をとりにくくなります。

梅酢(うめず)
罹り始めの頃はコップ一杯の湯に小さい盃で一杯の梅酢を混じて砂糖を入れて冷まして飲ませると効果あり。

投稿者 DASUTO : 22:16 | コメント (0)

咽喉ジフテリア

この病気に罹った場合はただちに医師による診断、治療を受けなければなりませんので、薬草による治療は補助的なものとして行うのが適切です。
強い伝染力を持っており、小児が罹り易い病気です。
喉の頭の所に義膜という白い苔のようなものが出来、食物が通りにくくなる場合があります。

大蒜(にんにく)
大蒜の絞り汁を二十滴ほど水に落として飲ませると義膜を取り去る効果があります。
大蒜(にんにく)

投稿者 DASUTO : 22:02 | コメント (0)

コレラ

コレラ菌が人体に入り、発病するまでの時間はおよそ二十四時間から三十八時間と言われています。
しかし、これには例外もありまして早い時は数時間から遅い時は数日の間をおくときもあります。
最初の症状は軽い下痢から始まり、次いで猛烈な吐瀉と下痢が始まり、次第に便は米のとぎ汁のようなものに変わっていきます。
このような時は早急に医師の診断と治療を受けなければなりません。
体温は最初は普通ですが、下痢と吐瀉が繰り返される事によって次第に下がり、三十二度、あるいは三十度というような低温となり、四肢は冷え光沢(つや)と、皮膚はちょっとつまんでそのままにしておいても、すぐには元通りにはならないほど弾力を失ってしまいます。
そうこうしている内に、鼻はとがり、目は落ち込んで、尿が出なくなり、心臓が弱って遂には倒れてしまいます。
しかし、症状には個人差もあり、一日くらいの下痢以外に何らの症状も表れないものもありますし、反対に下痢や嘔吐が少なく僅か数時間で意識を失って倒れてしまうものもあります。

コレラの死因は主に脱水症状によるものである為、治療は主に、下痢や嘔吐によって失われた水分と電解質を補充する事が肝要となります。
意識がある場合は電解質液(水1リットルに対して、ブドウ糖 20g、塩化ナトリウム3.5g、炭酸水素ナトリウム2.5g、塩化カリウム1.5gの割合で溶解したもので、スポーツ飲料で代用可)を失われた水分と同量飲ませるのが効果的です。
これにより致死率を数パーセント程度まで激減させる事ができ、患者が免疫を獲得すると症状が緩和されていきます。

薬草による治療はその補助的なものとして用いると良いとされています。
大蒜(にんにく)
大蒜をおろして搾り、その汁を水に十五滴ほど落として飲ませるか、一かけの半分ほどを焼いて食べさせても良い。
大蒜(にんにく)

投稿者 DASUTO : 21:22 | コメント (0)

流行性感冒(風邪)

葱の白根(ねぎのしらね)
粥の中に葱の白根を入れて煮、これに酢を少々入れて食べると良い。
うどんと一緒に煮て食べるのも良い。
葱(ねぎ)

芍薬(しゃくやく)
花びらを陰干しにしたもの四枚と生姜半分ほどと小さい蜜柑(みかん)一個分の皮を三合の水に入れ、二合に煎じ詰めて飲むと良い。
芍薬(しゃくやく)

柚(ゆず)
皮を刻んで五勺ほどを水二合五勺に入れ、煎じて飲むと良い。
青いものが最も良いとされる。
柚(ゆず)

投稿者 DASUTO : 22:23 | コメント (0)

発疹チフス

急に寒気がして三十九度から四十度ほどの熱が出て、全身の倦怠、咳、嘔吐があって二、三日経つと暗赤色粉をまいたような発疹が皮膚にできます。
これが二、三日経つと青みを帯びてきますが、早急に治療すれば回復も早いです。
また、虱(しらみ)を媒介して感染する為に予防には虱を少なくすることが有効。
衛生状態の良い現代の日本に於いては感染率は極めて低い病となっているが、
罹患した場合は医師の治療を受ける事が肝要であり、薬草による治療は補助的なものと考えるのが妥当です。

はぶ草(エビス草)
ヒマシ油などの下剤を用いてから、はぶ草の種五匁と現の証拠五匁とを三合の水に入れ二合ほどに煎じ詰め、冷ましてから毎食後に飲むと良い。
はぶ草の種(はぶそうのたね)現の証拠(げんのしょうこ)

梅のジャム
作り方
青梅をおろし金で卸して、金属製で無い鍋(土鍋や瀬戸引き鍋)に入れて弱火にかけると、三~四時間ほどでドロドロの汁になります。
そのままでは酸味が強いので、梅二個に対して角砂糖一個の割合で混ぜて火から下ろして冷ます。
そうするとやや固くなりジャムになります。
それを毎食後二匙ほどずつ食べると良い。

投稿者 DASUTO : 22:33 | コメント (0)

赤痢

他の伝染病のごとく感染後にすぐ発病するのではなく、二日から十日の潜伏期間があり、最初は体全体が何となくだるく普段と変わった感じを起こします。
そして、食欲が無くなり頭痛が続き軽い熱がでます。
しかし、人によってはこのような症状が無く、すぐ赤痢固有の症状(悪寒や震えがあって高熱が出て同時に猛烈な下痢が始まる)を発症する場合もあります。
便は最初は普通の下痢状を成しているが、だんだん赤痢独特の粘血便になり、遂に膿さえ混じり排便のたびごとに耐えがたい腹痛と渋る感じとが伴います。
排便の回数も激しい時は一日数十回に達し、百回以上という事も珍しくはありません。
便は魚の臓腑の腐ったような状態を呈し、一種青臭い独特の匂いがあります。
下痢と同時に嘔吐のある場合もあります。
食欲は極端に衰え、下には舌苔が出来てきます。
尿は番茶色を呈して来る事もありますが、これは蛋白が加わってきた証拠で、腎臓炎を警戒しなければなりません。

このような症状を呈している場合は早急に医師の診断と治療を受けなければなりません。
薬草による治療は補助的なものと考えるのが妥当です。

梅干と生姜(うめぼしとしょうが)
生姜の絞り汁と梅干を粥の中に入れて食べると良い。
梅干(うめぼし)生姜(しょうが)

梅のジャム
作り方
青梅をおろし金で卸して、金属製で無い鍋(土鍋や瀬戸引き鍋)に入れて弱火にかけると、三~四時間ほどでドロドロの汁になります。
そのままでは酸味が強いので、梅二個に対して角砂糖一個の割合で混ぜて火から下ろして冷ます。
そうするとやや固くなりジャムになります。
それを毎食後二匙ほどずつ食べると良い。

大蒜(にんにく)
すりおろして大豆くらいの大きさに丸めてオブラートに包み一度に二個ずつ一日五回ほど飲むと予防薬として症状が軽い場合に効果あり。
大蒜(にんにく)

蓬(よもぎ)
一握りほどに対して水五升の割合で大きな鍋に入れてよく煮出し、その湯で座浴させると良い。
また、この湯を注腸するのも良い。
蓬(よもぎ)

芥子湯(からしゆ)
西洋芥子を五升の湯に茶さじ三杯ほど溶かし込み座浴させると効果あり。

投稿者 DASUTO : 22:42 | コメント (0)